必見!住宅ローンの審査基準を点数化 年収よりも大事な評価項目とは?

住宅ローンの審査基準は金融機関によって異なりますので、絶対的な基準はありません。また、その基準も明かされていないため、どうやれば審査に通過することができるのか、どうして審査に通過することができないのか、悩むことはないでしょうか?

そんな方にご紹介したいのが、myscoreと呼ばれる信用力を得点化してくれるツールです。このmyscoreは、住宅ローン人気ナンバーワンの住信SBIネット銀行を始めとして36の金融機関が提携し、信頼度の高いものです。

このツールを使えば、住宅ローンの審査に通過しやすいポイントがわかります。このツールを使って、各審査項目がどのように影響しているのかを明らかにします!

※下記は2015年10月時点での調査です。

住宅ローン審査11項目の評価点数

住宅ローンの信用力スコアは減点方式のため、ここでもそれに従って最高評価得点を0としています。マイナスの点数が大きいほど評価が悪いということを示します。
 
 
 

年齢:45歳までが勝負

意外なことに、住宅ローン信用力が最も高いのは45歳でした。しかし45歳を超えてしまうとガクンとスコアが落ちてしまいます。住宅ローンを検討する場合、遅くても45歳までに申し込むほうがよいでしょう。

年齢 最高値との差異
25歳 -23
30歳 -11
35歳 -8
40歳 -4
45歳 0
50歳 -15
55歳 -27
 

性別:無関係

女性だと審査に不利なのでは?と心配される方もいらっしゃいますが、性別はスコアに影響しません。

 

配偶者:ほとんど無関係

配偶者がいると、1ポイント高くなります。配偶者がいたほうが責任を持つと考えるためでしょう。ただ、ほとんど影響のないポイント差です。

 

子供:1人が最も高い

最もスコアが高いのは子供1人の時です。次に高いのが子供がいない場合で、子供1人に比べて-2ポイントです。子供が2人になると-4ポイントで、子供の人数が増えるごとにスコアが低くなります。

 

自宅電話:予想外にポイントが高い

自宅電話があったほうが評価が高いのは予想できますが、電話の有無によって4ポイントも差があります。ここは自己努力で解決できる部分ですので、なかなか審査が通らない方は電話設置を検討してみましょう。

 

居住年数:大きく差がつく

自己所有・他人所有に関わらず、居住年数が長いほど評価が高くなります。居住年数1年未満と居住年数15年以上では、なんと36ポイントも差があります。同じところに住み続ける人は信頼性が高いと評価されるようです。

居住年数 最高値との差異
1年未満 -36
5-6年未満 -24
10-11年未満 -12
15年以上 0
 

住居種類:アパート・公営住宅住まいは不利?

賃貸マンションより、自己所有の一戸建てやマンションの評価が高くなるのは理解できると思いますが、賃貸マンションとアパートや公営住宅の評価ポイントに大きな差がつくのは驚きではないでしょうか。

住居種類 最高値との差異
一戸建て(自己所有) 0
一戸建て(家族所有) -5
分譲マンション(自己所有) -2
分譲マンション(家族所有) -7
賃貸マンション -14
アパート -26
公営住宅 -28
 

職業:契約社員より派遣社員?

契約社員や派遣社員は、正社員に比べると大きくポイント差があります。

職業 最高値との差異
会社員(管理職) 0
会社員(一般) -10
契約社員 -62
派遣社員 -57
 

年収:思ったより差がつかない

年収が高いほどスコアが高くなるのは当然ですが、年収600万円を超えるとあまり差が出ません。

年収 最高値との差異
400万円 -57
500万円 -38
600万円 -19
700万円 0
800万円 0
 

会社規模:個人事業主は不利

会社規模 最高値との差異
上場 0
資本金5億円以上 -10
資本金1億円以上 -14
資本金5000万円以上 -10
資本金1000万円以上 -20
個人事業主 -37
 

勤続年数:勤続年数が短くても諦めるほどではない

勤続年数は長いほど有利になるのは当然ですが、審査において決定的にNGになるほどの差ではありません。特にポイント差が大きいのが1年未満と1-2年未満のラインです。心配な方は、勤続年数1年以上の段階で申し込むとよいでしょう。

勤続年数 最高値との差異
1年未満 -50
1-2年未満 -38
2-3年未満 -35
3-4年未満 -27
4-5年未満 -23
5-6年未満 -19
6-7年未満 -16
7-8年未満 -12
8-9年未満 -8
9-10年未満 -4
10年以上 0
 

いかがでしたでしょうか?

myscoreでの評価ポイントが全ての金融機関で通用するわけではありませんが、おおよその目安がわかると対策が立てやすいのではないでしょうか。特に年収面は皆さんが想像するほどには差がつきません。ご自身で対策のできる項目は対応し、審査に臨みましょう。

※myscoreの評価基準は定期的に見直しがありますので、調査時期によって評価が異なることをご了承下さい。

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