株式投資を始めたいけれど何に投資をすればよいのかわからないという方にお勧めなのがTOPIX連動型上場投資信託です。TOPIX連動型上場投資信託はETFの一つです。
ETFは株と投資信託の合いの子のような金融商品です。株のようにリアルタイムに売買ができて、投資信託のように分散投資ができます。
ETFの中でも東証一部上場企業全体に分散投資ができるTOPIX連動型上場投資信託は特にお勧めの金融商品です。
株式投資初心者にはTOPIX連動型上場投信がお勧めな理由とは
株式投資初心者の方にはETFをお勧めしています。
ETFとは?投資信託との違いは?初心者でもよくわかるETFのイロハ
TOPIX連動型上場投信はETFの一つで、その名前の通りTOPIXに連動する投資信託です。
TOPIXとは、東証1部上場の全銘柄の時価総額の合計を全銘柄で割って出した指数です。
TOPIX連動型投資信託をお勧めするのは次の3つの理由です。
分散投資ができる
日本の株式市場における上場会社数は2016年9月現在3,529社です。株式投資を始めたばかりの方がこの中から銘柄を選択するのは極めて困難です。
一般的に株式投資を始めたばかりの頃は投資できる資金はそれほど多くないと思います。限られた資金の中で投資できる銘柄は1~2銘柄、多くても3銘柄程度になるでしょう。
投資の原則の一つに分散投資という考え方がありますが、限られた資金では分散投資をしたくてもできません。しかしTOPIX連動型投信であれば自動的に東証一部上場企業全体に対して分散投資ができます。
2万円程度から投資ができる
この記事を執筆している2016年9月23日現在、TOPIX連動型投信は1,373円程度です。売買単位が10ですから、最低購入金額は1,373円×10=13,730円です。売買手数料を含めても14,000円程度から投資が可能です。
株式投資は銘柄分散も大切ですが、時間分散も大事です。毎月、貯蓄代わりに月額1~2万円程度をTOPIX連動型投信に投資すると、銘柄分散と時間分散を同時にすることとなり、株式投資に伴うリスクをかなり軽減することができるでしょう。
毎年配当金を得られる
TOPIX連動型投信でも通常の株式投資と同様に配当金を受け取ることができます。東証1部上場会社の平均配当利回りは1.88%程度(2016年9月23日)です。TOPIX連動型投信ではこれに近い配当金を受け取ることができます。普通預金の利息0.01%と比べると200倍近いリターンです。
まとめ
株式投資初心者の方は経済の肌感覚がつかみやすい日本国内の投資からスタートするのがよいと思います。肌感覚で得た情報と株価の値動きがつながってくるようになると株式投資が面白くなってくるはずです。
国内株式を対象としたETFには日経平均連動型もありますが、TOPIXのほうが値動きがマイルドでより初心者の方に向いているでしょう。