この超低金利時代において、元本保証があって継続的安定的に年間数パーセントのリターンがある金融商品はなかなかありません。皆無と言ってよいでしょう。
そんな中で住宅ローンの繰上げ返済というのは、継続的安定的に年間数パーセントのリターンを確約してくれる最高の投資の一つです。
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住宅ローン繰上げ返済の投資効果例
例えばあなたが金利2%、残期間30年の住宅ローンを借りていたとします。
この場合、10万円を繰上げ返済すると将来に渡って削減される支払利息は約81,000円です。
これは10万円を2%の定期預金に複利で30年間預け入れるのと同じ効果です。
現在の超低金利時代において、これだけ有利な金融商品は他にないでしょう。余剰資金がある方は住宅ローンの繰上げ返済が魅力ある投資先となるでしょう。
住宅ローン繰上げ返済をする時の注意事項
1.余剰資金で行うこと
「投資は余剰資金で行うべき」とはよく言われることですが、住宅ローンの繰上げ返済は投資以上に余剰資金で行うべきです。
なぜなら、一度繰上げ返済したお金は元に戻すことができないからです。高い投資効果があるからと言って、直近で必要になる可能性があるお金まで繰上げ返済するのは避けましょう。
2.住宅ローンの金利が低い場合は投資効果が少ない
借り換えなどで住宅ローンの借入金利が既に低くなっている場合は、繰上げ返済の投資効果が低くなります。
例えば金利0.5%、残期間30年の住宅ローンに対して繰上げ返済すると、30年間資金を固定して金利0.5%で運用することと同じです。
今後金利が上昇し、例えば預金金利が1%などになった場合、条件の悪い投資をしたことになってしまいます。
もっとも今後金利が上昇するかどうかはわかりませんので、30年間0.5%の運用でも構わないと考える場合は繰上げ返済をしてよいでしょう。
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