繰り上げ返済のしやすさを決める住宅ローン5つのポイント

住宅ローンを借りる時は、誰もが繰り上げ返済をして早期返済をすることを考えます。ところが、実際に住宅ローンの返済が始まってみると思った以上に繰り上げ返済は進まないものです。

繰り上げ返済が進まない理由は、余裕資金がないことよりも繰り上げ返済の制約事項(しにくさ)がネックになることが多いのです。

繰り上げ返済のしやすさは、住宅ローンを選ぶ際に、金利以上に慎重に検討をしたい大切なポイントです。

実体験に基づく、繰り上げ返済をしやすい住宅ローンの5つのポイントをお伝えします。

 

1.インターネットで手続きできること

繰り上げ返済する際に、店舗に出向かなくてはいけない、電話をかけて書類を送ってもらわないといけないということだと、ついつい億劫になってしまいます。時間がないと、またの機会でいいかと考えがちです。

その点、インターネットで繰り上げ返済できることは、時間的な側面と心理的な側面で有利です。24時間いつでも手続きができますし、人の手(銀行員の方)を煩わせないので、気軽に返済手続きができます。

 

2.手数料が無料であること

繰り上げ返済時に手数料がかかると、手数料がもったいないので「ある程度お金がまとまってから」返済しようとなりがちです。お金がまとまるということはそんなに簡単なことではなく、結果として繰り上げ返済が進まなくなります。

 

3.少額から繰り上げ返済できること

繰り上げ返済ができる金額が、例えば「最低10万円以上」などと設定されているとハードルが上がり繰り上げ返済が進まない要因となります。

繰り上げ返済金額の最低額は少ないに越したことはありません。銀行によっては、1円から繰り上げ返済できるところもあります。

金額制約がないことは想像以上に繰り上げ返済へのモチベーションを高めます。例えば、「今日はランチを節約したから明日500円繰り上げ返済しよう」ということが、本当に可能になるのです。

 

4. 即日返済できること

繰り上げ返済をしようと思ったらすぐに繰り上げ返済できることも大事なポイントです。繰り上げ返済できる日付が決まっていたり、申し込みから返済までに一定の日数が必要だと、その期間分の金利が損することになります。

繰り上げ返済したいお金をすぐに繰り上げ返済できれば、その分、余計な金利を支払わなくても済みます。銀行によっては、最短で返済日を翌営業日に指定することができます。

少額から繰り上げ返済できる銀行でも、一定回数の約定返済後でないと繰り上げ返済ができない制約があることもありますので、すぐにでも繰り上げ返済を考えている方は気をつけましょう。

 

5.期間短縮型か返済額軽減型かを選択できること

繰上げ返済の方法には期間短縮型と返済額軽減型の2種類あります。どちらがよいのかは各人の状況によって異なるのでどちらがよいとは一概には言えませんその意味で、繰り上げ返済は両方のタイプを選択できることがベストです。

しかし新生銀行のように片方のみ取り扱っている銀行もありますので気をつけましょう。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

NO IMAGE

本音で徹底分析!全てがわかるイオン銀行の住宅ローンのメリット・デメリット・口コミ...

NO IMAGE

本音で徹底分析!全てがわかるソニー銀行の住宅ローンのメリット・デメリット・口コミ...

本音で徹底分析!全てがわかるSBIネット銀行の住宅ローンのメリット・デメリット・...

住宅ローンの借り換えで失敗する3つのパターンとは?

住宅ローンの保証料は必須? 組み込み型と金利上乗せ型どっちがお得?

ミックスローンの上手な活用の仕方 ミックスローンのメリット・デメリット